拘縮(こうしゅく)って何?

2021年2月9日火曜日

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神戸やすらぎ訪問マッサージでは、関節拘縮でお困りの方に機能の回復や維持を目的として施術しています。
拘縮(こうしゅく)】って普段見慣れない用語ですが、どういう状態のことか分かりますか?
漢字の意味合いからなんとなく分かるけど具体的には、どういう状態なの?とお思いの方もいらっしゃると思いますので、簡単ではありますが、説明させて頂きますね。

拘縮とは、
関節包外の軟部組織が原因でおこる関節可動域制限のことである。
生理学的には活動電位の発生の停止により筋が弛緩しなくなる現象。

はい、Wikipedia(ウィキペディア)から、そのまま転記しました。
こう書かれると、余計に分からなくなりますよね、、、
やっぱり【関節が固まっている状態、筋肉が動かなくなってしまった状態】と捉えて良いと思います。(より詳しくなろうと思った方、本末転倒で申し訳ございません。)

ただ、一口に拘縮と言っても、下記のように分類できます。

神経性拘縮
神経疾患に由来する拘縮。脳卒中片麻痺で見られる筋緊張の亢進に伴う拘縮。

結合組織性拘縮
皮下組織や靭帯、腱、腱膜など主に結合組織によって構成される組織に起因するもの拘縮。

関節性拘縮
関節構成体に属する滑膜や関節包、関節内靭帯などに由来する拘縮。強直(きょうちょく)との区別が難しい。

筋性拘縮
骨格筋(筋線維)の短縮や萎縮、長期間固定、ギプス固定などで骨格筋の阻血などによって起こる拘縮。寝たきりなどによって起きる拘縮はこれに当たる

皮膚性拘縮
火傷(やけど)や手術切開部の皮膚の引き攣れなどで関節の可動域制限が起こり、その制限から発生する拘縮。

脳血管障害による後遺症の方で拘縮がある場合は、神経性の拘縮の可能性が高いと考えられますが、生活状況を伺うと退院直後は、多少の拘縮だけだったのに、その後、長時間寝ていることが多く身体をほとんど動かさなかった結果、拘縮が進んでしまった場合、寝たきりによる筋性拘縮だとも考えられます。

このようにして、なぜ拘縮になってしまったのか、を踏まえてマッサージ施術につなげています。

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