冷静に見極めたい腰痛の原因

2021年1月19日火曜日

腰痛

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腰痛セルフチェック
こんにちは!
神戸市で出張訪問してマッサージを行なっている神戸やすらぎ訪問マッサージです。
今日は、事業所の近くと須磨駅周辺、垂水区、そして伊川谷方面と移動しまくりました。
明後日から暖かくなるようなので、待ち遠しいです。

さて、マッサージの仕事をしていて、腰痛でお困りの方は本当に多いと実感しております。

腰痛には様々な原因があります。
分類すると、以下のように分けられます。

・骨格が原因⇒腰椎・筋肉・神経(椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、筋・筋膜性疼痛症候群など)
・メンタル面
・血管性⇒腹部の動脈瘤など
・細菌性⇒髄膜炎
・内臓の病気⇒潰瘍性大腸炎・尿路結石・子宮内膜症・慢性膵炎・すい臓がんなど

例えば、脊椎をMRIやレントゲン撮影等で画像診断して骨の形状に異常があれば、椎間板ヘルニア脊柱管狭窄症だと診断できます。ただ、画像ではヘルニアがあったとしても、痛みが無い人もいます。それはなぜなのでしょうか?
腰痛は、上記の様な原因があり、それらはお互いに密接に関連しているので、何が原因で腰が痛くなってしまうのか分からないことも多いです。

ですので、腰痛の8割以上は原因が不明とまで言われていることもありました。ただ、最近の日本の研究では約2割程度にすぎないというデータもあるようです。
それでも、約2割程度は、何が原因で腰痛になってしまうのか分からないみたいですね。

また、腰痛には、痛みだけでなく、お尻や脚にしびれを伴う場合があります。
以下の項目は危険な腰痛のサインかもしれません。
じっとしていても腰が痛む場合は、もしかしたら内臓の病気で痛くなっているかもしれませんので、病院にいって医者に診察してもらいましょう。

下記の図を見てください。
今現在、腰痛でお困りな方は、簡単なセルフチェックをしてみてはどうでしょうか?
自分の腰痛が、どこに分類されるのかチェックしてみてはどうでしょうか?
※あくまで簡単なチェックです。前述した要因の可能性がありますので、病院に行って診断してもらってください。

腰痛セルフチェック
腰痛セルフチェック
お尻や脚がしびれる場合は、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの可能性があります。
(他にも閉塞性動脈硬化症という病気の可能性もあります。)
動いた時だけ痛むような場合は、筋肉系由来の痛みかもしれません。

また、ストレスが原因で腰痛が増大することもあります。
これは、どういうことかと言うと、ちょっと専門的な用語を出してしまいますが、
人間のカラダは、痛みを感じるとドーパミンが放出され、痛みが和らぐようになるメカニズムになっています。もう少し、詳しく言うとドーパミンが放出されるとオピオイドが放出され、これに反応してセロトニン・ノルアドレナリンという物質が放出されます。このセロトニン・ノルアドレナリンにより、痛みを脳に伝える経路が遮断されます。
ストレスが増えてしまうと、ドーパミンが出なくなってしまうので、痛みを遮断する経路が出てこないため、痛みを感じてしまいます。
ですので、ストレスを減らしましょうね、という話ですが、ストレスと言っても様々な物事がストレスの原因になっていますので、難しいですよね。だからこそ、腰痛の改善は難しいものだと感じています。

また、上記の危険度の高い腰痛として内臓の病気があります。
いやゆる筋肉のコリにはマッサージは有効ですが、内臓性の腰痛ならば、もっと適切な処置が必要です。自分の腰痛が何なのか、何でないのか、冷静に見極めなければなりません。ですので、腰痛が長引く場合は、まずは病院に行って下さい。腰痛の解消にマッサージを選択するかどうかはその後です。

この記事をご覧いただき、ありがとうございました。

参考文献
肩・腰・ひざ…どうやっても治らなかった痛みが消える!】北原雅樹(ペインクリニック専門医、麻酔科医)
腰痛、ひざ痛、関節痛 治療の裏側(PRESIDENT(プレジデント)2019年11/15号)】

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