今さら聞けない脳梗塞のサイン、教えます。クリックを急げ!FAST!

2021年1月17日日曜日

脳梗塞

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脳梗塞(のうこうそく)は、脳の血管が突然つまって血流が途絶え、脳細胞が死んでしまう病気です。
ちなみに、脳卒中(のうそっちゅう)は、脳梗塞の他に、脳出血クモ膜下出血等の脳血管障害のことをまとめて言っています。
今回の記事は、脳梗塞の危険な兆候後遺症を残さないための方法を書いていきたいと思います。

脳梗塞は、すぐに適切な治療を受けないと後遺症をきたしたり、死亡してしまう可能性があります。ですので脳梗塞のサインに気付けるかどうかが運命の分かれ目になってきます。

端的にいうと、【片側の手足の脱力・しびれ、ろれつが回らない、言葉が出にくい、物がだぶって見える、視野が欠ける、ふらつく、めまいがする、立ちにくい】等の症状が出ると脳梗塞を疑いましょう。

ただ、薬の副作用や急に起き上がった時にも、めまいがしたりするので、断定はしにくいと思います。もし、何かおかしいな、、、と感じたら、自分自身でチェックする方法があるので覚えておくと良いです。

上記の危険な兆候を覚えやすい方法があります。
それがBE FAST】(早くしよう!)です。

Balance:バランス⇒めまいやふらつきがあるか
Eye:目⇒目の見え方、眼の異常
Face:顔⇒顔の麻痺
Arm:腕⇒腕が上がらない
Speech:発話⇒ろれつが回らない
Time:時間⇒すぐに119番!(4.5時間以内に治療しないと後遺症が残りやすいため)

上記の単語の頭文字を取ってBE FAST】と覚えておきましょう。

自分でチェックする方法は、
例えば、めまいがあれば、脳梗塞のサインでないかどうかをチェックに、鏡を見て「イーッ!」としてみます。もし口が「い」の形にならなければ危険です。また、腕を上げてみて目をつぶって下がってきたら、下がってきた方が麻痺しているサインです。
その場合は、すぐに救急車を呼びましょう

なぜ、すぐに対応しないといけないかというと、治療が早ければ早いほど命を救えたり、後遺症を残さなくできるからです。治療には、血栓溶解薬アルテプラーゼ(t-PA)という薬を静脈から点滴を行ないます。この薬は、血管を詰まらせた血栓を溶かす働きがあります。ただ、逆に4時間半を過ぎて打つと血管を脆くさせてしまうため、今度は脳出血になってしまう恐れがあります。この治療法を行なえない場合は、血栓を絡めて取り除く血栓回収療法とうのもあります。

また、上記のような危険サインが5分くらいで消えることがあります。「なんか身体に異変を感じたけど、すぐに治まったので良かった~」と放っておいてはいけません。

このような一過性の異常をTIA(一過性脳虚血発作)と呼び、このTIAを発症した人の半数は48時間以内に脳梗塞が発症すると言われています。
家族で過ごしている時、おじいちゃんのがふらふらしている、、、という時に、横になってもらって安静にしてたら、いつもの元気なおじいちゃんに戻ったので良かった、で終わらせるのではなく、脳梗塞のサインではないかというのを頭の片隅に置いておきましょう。

ですので、上記のような危険サインがあれば、脳梗塞の恐れがないか、セルフチェックしてください。
何度も書きますが、キーワードは【BE FAST】です!多くて覚えにくい、、、という方は、【FAST】だけでも構いません。
様子見することだけは避けてくださいね!

また、脳梗塞の早期治療を行なうために2020年4月から一次脳卒中センターができました。
地域の医療機関や救急隊からの要請に対して、24時間365日脳卒中患者を受け入れ、急性期脳卒中診療担当医師が、患者搬入後可及的速やかに診療を開始できる施設です。

調べると神戸市は2021年1月現在、13か所ありました。訪問マッサージを行なっている私の活動範囲である須磨区・垂水区では、須磨海浜公園駅近くの新須磨病院、名谷駅近くの神戸医療センター・垂水区学が丘にある神戸掖済会病院が一次脳卒中センターとして認定されています。

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